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台湾出張支援隊

第8回(8月号その3) 
鉄道と新幹線を使って南へ東へ!

2010年8月20日掲載

 前回、陳さんのジョークに青くなりながらも、何とかタクシーで現地法人のオフィスへ辿りついた玉山氏。現地スタッフへの挨拶も無事完了し、しばらくソファーでご休憩モード。陳さんと同じ部署の劉さんも一緒になり、明日予定されている台南への移動について話をしていたのですが‥。

オフィスにて

「今回玉山さんは台南へも行かれるのですか?」
「そうですよ、劉さん。明日、陳さんが案内してくれる予定です。」
「あ、その件なんですけど、すみません、玉山さん。明日は急な用件が入ったので、私は一緒に台南へ行けなくなりました。」
「えーーーーー!陳さん、もう冗談は勘弁してくださいよーーー!」
「これは冗談ではありません。でも、新幹線の台南駅まで日本語のわかる人が迎えに来てくれるよう連絡しておきましたから安心してください。」
「えーーーー!本当なんですか!劉さんも明日、ダメですか?」
「はい。ダメです。台湾新幹線を楽しんできてください。」
「どひゃーーーー(涙)」

台湾新幹線

台湾新幹線

台湾の西海岸を南北に貫き、台北から高雄にいたる約345kmを、最高速300km/h、所要時間最短約1時間半で走り抜ける台湾新幹線(台湾高速鉄道)。初めて日本の新幹線技術が海を渡ったことでも話題となった台湾初の高速鉄道です。
料金
乗車券
  • 台北-高雄間:自由席 1,445元、普通指定席 1,490元、ビジネス席 1,950元
  • 子供料金、シニア料金、障害者料金、団体料金やキャンペーン料金もあります。
※上記は2010/8/19現在の料金です。ご利用の際には台湾高速鉄路のページでご確認ください。
路線
台北市内のタクシー 路線は台北から高雄(左営)を結ぶ1本だけですので、上り(高雄→台北)と下り(台北→高雄)さえ気を付けていれば迷うことはありません。

 停車駅は北から、「台北」「板橋」「桃園」「新竹」「台中」「嘉義」「台南」「左営」の8駅です。

※右の路線図はクリックで拡大します。→
切符の買い方
  1. オンラインで予約・購入
    ネット上で予約し、カウンターで乗車券を受け取ることが出来ますが、画面は中国語と英語のみであり、慣れていない方には難しいかもしれません。
  2. 駅カウンターにて購入
    高速鉄道の各駅のカウンターにて購入することが出来ます。日本語が通じる可能性は少ないですが、筆談で日付・時間・駅名・条件種類・枚数を伝えることが出来れば大丈夫でしょう。初めての方には最もオススメの方法です。
  3. 自動販売機で購入
    高速鉄道の各駅には乗車券の自動販売機があり、クレジットカード(Visa, Master, JCBが使用可能)も使えます。ただし画面は中国語ですので、初心者にはあまりオススメ出来ません。
※上記は2010/8/19現在の情報です。ご利用の際には台湾高速鉄路のページでご確認ください。

新幹線なの?
 車輌は日本の新幹線700系の改良型である700Tですが、運行方式や分岐器などは欧州方式も取り入れているため、厳密な意味では日本の新幹線とイコールではありません。台湾内でも一般的には「高鐵」と呼ばれており、開業時以降「新幹線」という呼び方はあまり使われていません。ただ、日本国内では「台湾新幹線」と呼ばれることが多いため、当コラムでも台湾新幹線という表記をしようしています。

改札時の注意点 改札時の注意点
 自動改札で入る際、入れた乗車券は改札機手前上部にすぐ吐き出されます。日本の一般的な自動改札のように出口付近で吐き出されるのではありませんので注意が必要です。当然ながら乗車券を取らないと改札が開きません。なお、抜き取る時、機械のグリップが強いのでちょっと強めに引く必要があります。

ビジネス席がお得
 シート配置は一般が3+2、ビジネス席が2+2で、シート幅(53.6cmと62.5cm)やシートピッチ(104cmと126cm)に違いがあり、ビジネス席だと足置きもあるのでゆったりと座ることが出来ます。また、「110Vコンセント」「音楽放送」「読書照明」がシート毎にあるなど、ビジネスユースに配慮した作りになっており、価格差を考えてもビジネス席の方がお得感が高そうです。

その他ポイント
・日本のように発車ベルやアナウンスがきちんとされないまま発車します。
・車内に電光掲示板もあるので、言葉がわからなくても(駅名の発音がわからなくても)安心。

「ところで、台湾新幹線って台湾の西側を通っているじゃないですか。東海岸へ行きたい時はやっぱり飛行機ですか?」
「そうですねぇ。ビジネスで考えると国内線を使うのがいいでしょうが、もし時間があるなら台湾鉄道を使って、素敵な景色をゆったりと眺めるのもいいですよ。」
「なるほど。私は特にマニアってほどじゃないですが、列車の旅は好きなんですよー。」
「東海岸だと有名な駅弁もありますしね。」
「わーー!それいいなぁ。今回は難しそうだけど、次回は時間を作って鉄道の旅としゃれこみたいなぁ。」
「それじゃぁ、台湾鉄道についても簡単にお話しておきましょう。」


台湾鉄道

 1887年に清朝政府によって建設が始まった台湾鉄道(台湾での正式な名称は「台湾鐵路」)は現在、西部幹線と東部幹線、それと数本の支線からなり、鉄道だけでぐるりと台湾一周をすることが出来ます。
路線
台湾鉄道路線図
  • 西部幹線:基隆から高雄までを結ぶ全長約370kmの縦貫線と、高雄から坊寮までの全長約60kmの屏東線からなる幹線
  • 東部幹線:北廻線(台北~花蓮)と花東線(花蓮~台東)からなる幹線で、全長は約350km
  • 南廻線:坊寮から台東まで約100kmの路線
  • 内湾線:西部幹線の新竹から内湾まで約30kmの支線
  • 平渓線:東部幹線の三貂嶺から菁桐まで約15kmの支線
  • 集集線:西部幹線の二水から車◆まで約30kmの支線(◆=土へんに呈)
※右の路線図はクリックで拡大します。→
切符の買い方
 切符を購入するには、駅の窓口、自動販売機、インターネットなどの方法がありますが、初心者の方は駅の窓口で購入することをおすすめします。中国語を話せなくても「乗車日、列車の種類、列車番号(○○○○次)、発車時刻、行き先、枚数」など必要な事項をメモした紙を見せれば問題ありません。また、台北駅などの大きな駅のインフォメーションセンターなどには、日本語や英語を話せるスタッフがいることもあります。

※時刻表や料金については、台湾鉄路管理局のページでご確認ください。

台湾鉄路


台湾出張メモ その8

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