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台湾出張支援隊

第4回(7月号その4) 
【ミニミニ中国語講座】挨拶編

2010年7月22日掲載

 前回、持ち物のチェックも完了し、あとは台湾へ出発するだけとなった玉山氏。初めての台湾出張で張り切っている‥わけではありませんが、せっかくなのでせめて挨拶や自己紹介くらいは中国語で出来るようにしておきたいと考え、同僚の知人で日本在住の台湾人である張さんに、夜、居酒屋で簡単なレクチャーを受けることにしました‥。

居酒屋にて

「すみませーん、生ビールおかわり!ところで張さんは日本に来てどれくらいになるんですか?」
「あ、私も生ビールで。そうですねぇ、そろそろ5~6年くらいです。」
「え?それでそんなに日本語上手なんですか?」
「いえいえ、まだまだです。ただ、大学でも日本語専攻でしたから、勉強期間は長いです。」
「なるほど、それでそんなに上手なんですね。」

台湾での日本語/英語通用度について
●戦前に日本語教育を受けた高齢者の方は、今でも流暢な日本語を話される方が少なくありません。また若い世代は日本文化ブームの影響もあり、日本語勉強熱も高いようです。街中など意外な場面で日本語で話しかけられることも多いのですが、ホテルや観光地以外で、特にビジネスにおいての日本語通用度はそれほど高くありません。欧米に比べれば通じる可能性が高い‥程度に考えておいた方がいいでしょう。
●学生時代や卒業後に英語圏に留学経験のある人も多く、業界によっては商談は英語でという場合もあり、日本より通用度は高いようです。ただし、一般社会での通用度は日本とほとんど変わりません。
居酒屋にて

「実はですね、今度台湾へ出張に行くことになったんですよ。それで、簡単な挨拶や自己紹介を教えて欲しいのです。」
「はい、聞いています。玉山さんは中国語をどのくらいご存知ですか?」
「いやー、ぜんぜんです。ニーハオとシェーシェーくらいかな。」
「わかりました。では、本当に簡単な挨拶程度にしておきましょう。中途半端に話してしまうと、後で面倒なことなることもありますから。」
「面倒なことって?」
「相手の予想している以上に話してしまうと、中国語が話せるんだと勘違いされてどんどん中国語で話しかけられ‥。しかし、話せない、ということさえ中国語で言えないから大弱り‥。」
「あはは。なんか実際にありそうな話ですねぇ。」
「はい。私が初めて日本に来た時がそうでしたから。」
「なるほど。」

「では、早速はじめましょうか。玉山さんが酔っ払わないうちに。」
「あはは。よろしくお願いします。」


日本語 中国語(ヨミ) 説明
こんにちは 你好(ニーハオ)
您好(ニンハオ)
ニーハオは同僚や友人に対して、ニンハオは目上の人やお客様に対して使います。
はじめまして × ※中国語会話では基本的に使いません。
ご無沙汰しております 好久不見(ハオジョウブージエン)  
お世話になっております × ※中国語会話では基本的に使いません。
●●製造株式会社の玉山と申します。 敝姓玉山。我任職於●●製造股份有限公司。(ビーシンユイシャン。ウォレンヂーウー●●ヂーザオグーフェンヨウシアンゴンス) 通じればOKなら「我是●●製造的玉山。(ウォシー●●ヂーザオダユイシャン)」でも通じます。
すみません 不好意思(ブーハオイースー) その他にも状況に応じて「抱歉(バオチエン)」「請見諒(チンジエンリャン)」という言い方もあります。
私の話せる中国語は挨拶だけです。 我會說的中文僅限於問好。打招呼而已,請見諒。(ウォフイシュオダヅォンウエンジンシエンウーウエンハオ。ダーヂァオフ―アールイー, チンジエンリャン)  
ここからは日本語でお話してもいいですか? 接下來我想用日文交談,可以嗎?(ジエシャーライウォシアンヨンヅィーウエンジャオタン、カーイーマー)  
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 以後也請您多多關照。(イーホウイエチンニンドゥオグアンヂァオ)  
ありがとうございました 謝謝(シエシエ)  
さようなら 再見(ザイジエン) 同僚や友人なら「バイバイ」でもOK。

 中国語には「四声」と呼ばれるの4種類の声調があり、文字で書けば同じ「ア」でも、発音の仕方で全く別の意味になります。また、息を吐きながら声を出す有気音や息を出さない無気音、英語のRのような巻舌音など、発音にも日本語にない種類があります。要するに、カタカナで書いているヨミをそのまま日本語の発音で読んでも、まず相手には伝わりません。

 ここまで書いておいて今さら何だよー、という話ですが、日本人に馴染み深い台湾の繁体字でも、実際に中国語で会話をするとなると、そうそう簡単ではない、ということです。せっかくですから、この機会に中国語を本格的に勉強してみるというのはいかがでしょうか。たぶん玉山氏も‥。

「うーん、思ったより難しいんだなぁ。結局ニーハオとシエシエしか使えそうにないや。」
「最初はそうかもしれません。でも、実際に台湾に行き、中国語に慣れてくると、意外と簡単にわかってくる部分もありますよ。」
「そういうものなのかなぁ。なんだか自信喪失っていうか、気合倒れっていうか‥。うーん、よくわかんないや。こうなりゃとにかく‥、すみませーん、生ビールもう1杯!」


これを機会に本格的に中国語の勉強を‥

 えーと‥。たぶん玉山氏も台湾出張から戻ってきたら、きっと中国語の勉強を本格的にスタートしますよ‥。

Pointまとめ
●現地の言葉で一言でも挨拶すれば印象も変わります。逆の立場で、外国の方から「こんにちは」と言われて、嫌な気がすることはありませんよね。
●同じ表現でも語気で相手への伝わり方が変わります。やはり人と人とのコミュニケーションには真心が大事ですよね。たどたどしい中国語でも、伝えようという想いはきっと伝わるはずです。
●いざとなったら筆談でOKです。漢字を並べるだけでも、それなりに意思の疎通が出来るというのは、困った時にとても助かります。

台湾出張メモ その4

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